東京埼玉ラーメンガイド

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【レビュー】麺亭 英|貝の旨味が整ってきた。ネギの進化で完成度がさらに上がった無化調淡麗

麺亭 英@大泉学園

こんばんは、きりまるです。今回は、2025年7月22日にオープンした新店『麺亭 英』の、「醤油らあめん」をレビューします。

貝の旨味を軸にした無化調ラーメンを提供するお店で、「昆布水つけ麺」「醤油らあめん」「塩らあめん」という淡麗系のメニュー構成が特徴です。高級感のある落ち着いた店内で、じっくりと一杯と向き合えるのも、このお店の大きな魅力だと思います。

個人的に麺亭 英は、訪問するたびに完成度が高まっている印象があります。今回はトッピングのネギが変わったと聞き、その変化を確かめてきました。結論から言うと、ネギの存在感が増したことで「薬味」から「具材」へ格上げされた感覚があり、全体の完成度がさらに上がっていました。淡麗系の醤油でここまで満足感を作れるのは、かなり強いです。


基本情報|大泉学園の落ち着いた空間で楽しむ淡麗系

  • 最寄り/エリア:大泉学園駅から徒歩約12分

  • 住所:東京都練馬区東大泉2-9-18 大泉源第2ビル108(Googleマップで見る)

  • 営業時間:11:00~15:00/18:00~20:00

  • 定休日:木曜(※営業時間・定休日はSNS要確認)

  • 注文方式:席でQRコードを読み取り注文、後会計

  • 支払い:現金、各種キャッシュレス対応

  • 席数:カウンター9席

  • 駐車場:なし

  • 公式SNS:X @mentei_hanabusa / Instagram @mentei_hanabusa

後会計でキャッシュレス対応なので、淡麗系の高級寄り店舗としては使い勝手が良いです。店内の雰囲気も落ち着いていて、急いで食べて出るというより、丁寧に味わうのに向いています。


お店のルール|並びは店外一列。食券はなしでQR注文

  • 並びは店外一列

  • 隣の美容室とは反対方向に向かって整列

  • 卓上のQRコードを読み込んで注文するため、食券はありません

並び方が明確で、食券もないので初訪でも迷いにくいです。着席してから注文する方式なので、並んでいる間に焦って選ぶ必要がないのもありがたいポイント。じっくりメニューを見て決められます。


メニュー|淡麗系の主力が3本。特製は2000円

★麺類メニュー★
・特製つけ麺 2000円
・つけ麺 1600円
・特製醤油らあめん 2000円
・醤油らあめん 1600円
・特製塩らあめん 2000円
・塩らあめん 1600円

★トッピング★
・チャーシュー 500円
・味玉 200円
・わんたん 200円

★ごはんもの★
・削りたて本枯鰹節香る卵かけご飯 500円

★ドリンク★
クラフトビール 1000円
・白ワイン 1000円

その他、紙エプロンは無料で注文可能です。

価格帯は淡麗系の中でも強気ですが、その分「素材」「設計」「空間」込みで勝負している印象があります。卓上調味料がないのも、その自信の表れだと思います。


卓上調味料|なし。丼の完成形で勝負

卓上調味料はありません。味変で逃げる道がないというより、最初から完成形を提示してくるスタイル。好みで調整したい人には物足りないかもしれませんが、麺亭 英は「この一杯をこのまま食べてほしい」という強さがあります。


今日の注文内容|醤油らあめんとTKGで満足度を底上げ

  • 醤油らあめん 1600円

  • 削りたて本枯鰹節香る卵かけご飯 500円

ラーメン単体の完成度は高いのですが、大盛設定がないため、しっかり食べたい人はごはんものを足すのが良いと思います。今回の卵かけご飯は、ラーメンの余韻を邪魔せずに満足感だけを上げてくれる、かなり優秀な相棒でした。

『麺亭 英』の醤油らあめん

スープ|鶏と貝が整った。以前よりバランス型へ

スープは鶏主体の動物系に、あさり・しじみの貝の旨味と風味が重なる設計。旨味がとても強いのに、重くならないのがこのお店の強さです。醤油はやや甘みがあり、角が立たずに全体をまとめてくれます。

以前は貝の主張が強かった印象ですが、今回はバランスが良くなったと感じました。貝が前に出すぎると、どうしても「貝のラーメン」という一点突破になりやすいのですが、今は鶏の厚みが土台になり、貝が旨味の伸びを作る形になっている。結果として、飲み進めるほどに情報量が増えていくタイプのスープになっています。

淡麗系の醤油でここまで旨味を立てつつ、雑味がなく、最後まできれいに食べさせるのはなかなか難しいはず。訪問するたびに完成度が上がっているという印象は、スープの整い方にも出ていました。

無化調の淡麗スープ

麺|自家製細ストレートが主役級。しなやかで香りが立つ

麺は自家製の細ストレート麺です。しなやかで、すすり心地が良く、口に運んだ瞬間に小麦の香りが広がります。

この麺が素晴らしいのは、自己主張がありながらも、スープの邪魔をしない点です。単体で食べても美味しく、スープと合わせることで一体感が生まれる。淡麗系にありがちな「麺が弱い」という印象は一切なく、むしろ主役級の存在感があります。

細麺はスープに負けてしまうと、ただの通過点になりがちですが、麺亭 英は麺そのものがしっかり立っている。だからこそ、スープが繊細でも満足感が薄くならないんだと思います。

自家製の細ストレート麺

具|炭火豚が強い。ネギが「具材」になっていた

チャーシューは3種類。炭火吊るし焼きの豚チャーシューが2枚、鶏ももチャーシューが1枚、鶏むねチャーシューが2枚入っています。

どれも完成度が高いですが、特に印象に残ったのは豚チャーシューです。炭火の香りがしっかりと感じられ、ジューシーで肉の旨味が際立っています。淡麗系はチャーシューが「添え物」になりがちですが、麺亭 英の豚はしっかり主役。スープの上品さに対して、肉の香ばしさがアクセントとして効いています。

ネギは2種類で、青ネギは細くカットされています。そして今回変わったのが白ネギ。焼いてある鴨ネギのような雰囲気で、薬味ではなく具材としての主張がしっかりしていました。香ばしさがあり、噛むと甘みが出てくる。淡麗醤油にネギの香りを足すだけではなく、「ネギを食べる楽しさ」を作ってくれているのが良かったです。

結果として、丼の中の要素が増えたのに散らからず、むしろまとまりが良くなった印象。訪問するたびに完成度が上がるというのは、こういう細部の積み重ねなんだと思います。


削りたて本枯鰹節香る卵かけご飯|香りが強く、ラーメンの余韻を邪魔しない

注文を受けてから削る本枯鰹節が、たっぷりと乗った卵かけご飯です。提供時に「底にタレが入っているので、よく混ぜて食べてください」と案内があります。

肉厚で存在感のある鰹節は、香りが非常に良く、口に入れた瞬間にふわっと旨味が広がります。卵の黄身も濃厚で、鰹節の風味に負けず、しっかりとコクをプラスしてくれます。

ラーメンは大盛設定がないため、しっかり食べたい方にはこちらの注文がオススメ。ラーメンの余韻を邪魔せず、満足感を高めてくれる一品です。淡麗系のお店でごはんものを付けると重くなりがちですが、これは方向性が「香りと旨味」なので相性が良いと思います。

『麺亭 英』の「削りたて本枯鰹節香る卵かけご飯」

どんな人にオススメ?|価格より完成度を優先する淡麗派へ

  • 価格よりも完成度を重視した淡麗系ラーメンを求めている方

  • 貝の旨味が効いた、上品なスープが好きな方

  • チャーシューのクオリティを重視する方

淡麗系で「満足感が足りない」と感じがちな人ほど、一度食べてみてほしい一杯です。麺と具材が強いので、薄い印象にはなりません。


まとめ|丁寧な一杯。ネギの変化が完成度を押し上げた

麺亭 英の「醤油らあめん」は、鶏主体の厚みと、あさり・しじみの貝の旨味がきれいに重なる一杯でした。以前より貝の主張が整い、バランス型に寄ったことで、飲み進めるほどに旨味が広がるスープになっていたのが印象的です。

自家製の細ストレート麺は、しなやかで香りが良く、主役級の存在感。淡麗系にありがちな「麺が弱い」問題を完全に解決していて、スープとの一体感も高い。チャーシューはどれも完成度が高いですが、特に炭火吊るし焼きの豚が強く、香ばしさで丼に奥行きを作ってくれます。

そして今回のポイントは、白ネギの変化。焼きネギの香ばしさがあり、薬味ではなく具材として成立していました。細部のアップデートが、全体の満足感に直結しているのが麺亭 英の強さだと思います。

丁寧な接客と調理が印象的で、落ち着いた空間でじっくり味わえるのも魅力。淡麗系で高い満足感を求めるなら、候補に入れて間違いない一軒です。


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